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体験レッスン。
声楽をほとんど歌ったことがないが、歌えるようになりたい。ピアノも始めて9か月経った。
譜面だけを見て歌えるようになりたい、とのことでこちらに来た。

声は、本当に初めて、という人の声だったが、呼吸法の基礎、喉の使い方の初歩を教えた。
発声を始めてみたが、さすがに喉の使い方は苦労が要りそう。
だが、ちょっとしたことで良くなるきっかけがみつかった。
あくび状態をブレスで意識すること、母音をOの母音に限定して練習すること、であった。

呼吸の教え方は、横隔膜を広げるように手で広げる振りをしてブレス。
その手を広げたままで、発声する、ということ。

後は、ハミングの練習。
ハミングは予想以上に素直の良い響きが出来ていた。
喉を絞めてしまう要因が、いかに母音唱法にあるか、ということが分かる良い例であった。

いきなりコールユーブンゲンのシンコペーションリズムをやってみたが、ばっちり!一発で読めたのには感心した。
聞いてみたら子供のころに2年間だけ、レッスンに行っていたらしい。
最後にコンコーネ50番の2番を歌ってみた。

声に関しては、中低音より高音の発声に工夫がいるだろう。
ファルセットが使えれば楽だが、そうも行かないかもしれない、こればかりはやってみないと分からない。
高音はひとりで練習しない方が良いだろう。

独りで練習するなら、呼吸法とブレスであくびを作る状態を練習すると良いだろう。
後はハミングも良いと思う。彼女はハミングは良い状態になっていると思う。