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    • #37751
      shin yamanaka
      キーマスター

       私の所属している合唱団の定期演奏会が近付いて参りました。まだ経験年数の浅い私ですが、「なにか新しいことにチャレンジを」と思った私は、ポピュラーステージ向けとして、ある曲を推薦しました。楽譜も出版されていなかったので、自分でCDを聴いて楽譜を起こしたりして努力しました。その結果、希望は通り、少人数のグループを作り、定期演奏会で上演することが決まりました。ところが、練習していて問題が出てきたのです。  その曲のウリは、「男声の超高音」です。つまり、その超高音域の男声ソロが歌の特徴でもあり、聴かせどころです。具体的には、高いGまで出すのです。これは一般的にはソプラノでも高音域に相当します。むろん、この音域まで実声というか胸声で出せる男性など世界中探してもいないでしょうから、ファルセットで出すことになります。ファルセットとはいえ、ここまで高い音域を楽に出せる人は限られてきますので、その曲では、私ともう一人が分担して歌うことになりました。が、実際に歌ってみると、あまり冴えないのです。声はちゃんと出ているし、声量もあります。その歌に参加しない他の団員に意見を聞くと、「超高音域での音程がかなり狂っているのが原因」と言われました。  そこで、伴奏の音などを注意深く聞きながら歌うと、音程の悪さはかなりカバーできました。しかし、それだと、音程のことばかりに気を取られ、今度は歌の流れというか、ノリが悪くなってしまうのです。  私もそのもう一人の人も、普通の音域を歌うときは、特に音程が悪い人間ではありません。また、その高音域を歌うときはのびのびとノッて気持ちよく歌っています。でも、その高音域に限っては、自分で歌っているときは、音程が狂っていることがあまり分からないのです。それでも、あとでMDなどの録音を聴くと(つまり、自分の声を客観的に聴いてみると)、はっきりと狂っていることが分かります。  でも、実際に自分が歌っているときに音程の悪さに気付かないのでは、改善のしようがありません。本番はもうすぐそこまで近付いています。なにか、今できる改善策はないでしょうか?

    • #37752
      shin yamanaka
      キーマスター

      こんばんは。ファルセットとはいえすごい高音域ですね。 このくらいになると、なかなかコントロールするのが難しいでしょう。 音程が狂うとして、♭になるのか#になるのか、どちらかの傾向が あるでしょう。どちらでしょうか? #になるとしたら、出している時にその超高音の声でも息の流れでクレッシェンド~デクレッシェンド出来ますか? もし出来るような出し方であれば、少し前にむけて出すような意識を持つと音程が落ち着いてくるのではないでしょうか。 ♭になるのであれば、軟口蓋を高く上に向けて出すように意識してみてはどうでしょうか?

    • #37753
      shin yamanaka
      キーマスター

      ご回答ありがとうございます。  もう一人はともかく、私は#する傾向にあるようです。が、別に「高音域なので下がらないように意識している」というわけではありません。Gは限界ではなく、それほど意識しなくても下がらないからです。  この音域では、さすがに音量の調整も難しく、mp以下で出せと言われても無理です。音楽の流れから言っても、そこは常にfあるいはff位で出しています。つまり、多少のクレッシェンド・デクレッシェンドは出来ることになりますが、おっしゃる「少し前に向けて出すような意識を持つ」というのが、どうもピンときません。  もうひとつ、思い出した症状を書きますと、最初の高音がGで、その後に続く高音がEなのですが、狂うのは、どちらかというと、その低いEの方です。これは二人とも同じ傾向です。最初は人の音を聞いてスタートするからピッチが正しく、やがて自分の音しか聞こえなくなるために、あるいは、最初に比べて音程に関する注意力が落ちるために、後半でピッチが狂うのではないか、と指摘されたこともありました。  私自身は、正しいと思いつつ出していて、後で聴くと狂っているので(つまり、歌っているときに狂いが分からないので)、歌いながらの調整は、ちょっと自信がありません。取りあえず、教えていただいたことを実践してみたいと思います。ですので、できれば、その「少し前に向けて」というやり方について、もう少し具体的な方法を教えていただけるとありがたいのですが。

    • #37754
      shin yamanaka
      キーマスター

      前に、というのは、声を出す際の声の方向性を意識するということです。大体高音であれば顔の前にその方向を持って行こうとすると 出しづらくなるか、場合によっては出せなくなるかもしれません。ということは♭傾向になるのではないかな、と。あくまで憶測ですが自分の出せる範囲の高音での憶測ですので、まずはやってみてください。 細かく言うと、どんな母音、あるいは歌詞でどんなフレーズでの3点Gなのか?ということも分かると良いのですが。。 後は、ハーモニーでの和音感ということでの音程であれば、音量バランスによっても多少の音程の違いがハモリに大きく響くので、音量が出過ぎるのであれば、抑えるしか方法はないでしょう。

    • #37755
      shin yamanaka
      キーマスター

      管理人さん、何度もありがとうございます。  今日(もう昨日? 月曜日)もその練習があったので、副指揮者を招いて対策を練りつつ練習していました。と、突然ドアが開いて、ソプラノのパートリーダーが顔を出しました。 「ちゃんと音程を合わせて練習しなさいよ。本番にかけるんだったら、最低限、テープで聴くなりしないと」と、怒鳴って行きました。彼女は普段はとても温厚で優しい女性なのに、そこまで言うということは、特にひどいのでしょう。もちろん、僕らも録音は何度もしているのですが……。その女性は、我が団に数人いる絶対音感の持ち主で、それだけに、音程のズレは非常に耳障りだったようです。  とまあ、内輪の話はこれくらいにして……。  ご指摘いただいた、「声を出す方向性として前を意識する」というのは、その練習以前にやってみました。方向性として前を意識しても、特に声をだしにくいということはありませんでしたので、それを維持して、全員での練習に臨みました。が、それでもまだ良くなかったようです。自分では、かなり改善されたと思っていたのですが……。  ぶっちゃけた話、曲名は、ルーベッツの「シュガー・ベイビー・ラブ」です。そう、アサヒ本生のCMやウォーターボーイズで使われている80年代のヒット曲です。ですからフレーズは簡単で、基本的には「a」で伸ばすだけです。  今、このメールの前に、楽譜を見ていたら、何ヶ所かのチェックポイントに気付きました。これまで、音程の基準とするのに、伴奏のエレキベースの音(パソコンで編集した電子音です)を聞こうとしていたのですが、かなり低いし、音量の問題もあり、聞き取りにくいのです。そこで、楽譜を気を付けてみると、ボーカル伴奏の音が部分的ですが、オクターブで存在するのです(自分で作ったのにこれまで気付かなかったとは!)。このあたりを重点的に、次回の練習をやってみようと思っています。  また、本番は暗譜ですが、練習中は楽譜に、「この音がうわずりやすい」などと書いておくのも良いと、別のパートリーダーから言われまた。  しかし、ルーベッツのCDを聴いた時は、「これってシンセサイザーで出しているの?」と思えるほどのクリアな声質で、しかも音程もピタッとはまっています。出してみると音域的には苦もなかったのですが、こんなに苦労するとは思ってもいませんでした。やはり、プロというのは凄いのだな、と実感しているところです。  まずは、管理人さんのご指導を肝に銘じて、いろいろと試行錯誤しようと思います。まだまだ改善されたわけではありませんが、何か気付いたことがあったら、また相談にあがると思います。大変お手数をおかけして恐縮なのですが、そのときは、またアドバイスをいただけると有り難いです。

    • #37757
      shin yamanaka
      キーマスター

      そうでしたか、大変ですね。でも本番前はピリピリしますね。 なんとか頑張って乗り切ってください。 ところで余談ですが、CDというのは編集がいくらでも効きますから、本当のことは分かりません。 また、ライブというのは細かい所に欠点があっても、乗りでカバーできる面もあるのです。 録音と同じことをやろうとしても無理な部分もあり得ることは、知っておいて欲しいと思います。 定演の成功を祈ってます。

    • #37762
      shin yamanaka
      キーマスター

      激励のお言葉、ありがとうございます。  ただ、今回は悲しいお知らせをしなければなりません。実は、その曲をずっと練習してきたのですが、どうしても「お客から金を取れるレベル」に達しないため、上演を断念することになりました。練習すれば多少は良くなるのでしょうが、定演まであまり時間がないこと、その短期間ではあまり上達は望めないことから、そう判断しました。私にとっては苦渋の決断でした。  特に、メインのソロを担当させたメンバー(高音を歌う私以外のもう一人)が、まったく上達が見られず、しかも本人が自分の悪さに気付いていないことから、彼を下ろすことまで考えました。そうすれば多少は改善の可能性はあると思われましたが、ここまで頑張ってきたこともあり、一人だけを下ろすというわけには行きません。また、私自身も他のメンバー達も、まだまだ実力不足で、必ず上達が望めるというものでもありませんでした。そこで、すべては私の準備不足だった(楽譜をたびたび変更したりして練習の効率が上がらなかったのは事実)ということで頭を下げ、企画そのものをご破算にするというという選択をしました。  私としては、自分で満足の出来ない演奏を披露することはできません。そのことを語ると、みんな納得してくれました。彼らの多くも、このレベルでは聴かせられないと気付いていたようです。上記の一人が反対した以外、みんな賛成でしたから。  ただ、これで終わりにするのではなく、今後、別のイベントなどへ参加するという形で継続させたいとは思っています。その際は、もっと入念な下準備をし、練習時間を充分に取って臨みたいと思います。もちろん、メンバーも再構築する必要がありそうです。「自分で音楽を創る」ということのむずかしさを痛感させられた一件でした。  いろいろとお騒がせしました。このたびは、ありがとうございました。

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