昨晩は、20年ぶりで飯田橋にある日仏学院に行った。
学院内のホールで”Voce ventu”「ヴォーチェヴェントゥ」というコルシカ島の伝統的な男声コーラスグループのコンサートがあったからである。
このコンサートは日本の琴奏者とのコラボレーションで、コルシカ島の歌ばかりではなく、日本の歌謡曲あり、古い唄ありで、バラエティに富んで興味深いものだった。
強いて言えば、アカペラコーラスの持つ純粋性、力強さが削がれてしまったかもしれない。
しかし、同じ色のアカペラだけで一晩のコンサートを成立させるのも難しいわけで、総合的には成功したコンサートだと思う。
コルシカ出身のメンバー達も、チャラチャラしたところが微塵もなく、その真摯でピュアーなオーラに心底から共感させられた。
自分にとっては、コンサートも楽しかったが、何十年ぶりの日仏学院が懐かしかった。
建物は変わっておらず、内装だけが新しくなっていたので、違和感はなかった。
あの頃はパソコンも携帯もなかったけど、楽しかったな~と、若さゆえの命の輝き、夢と希望を思い出した。
日仏学院から外堀通り、そして神楽坂にかけて、風景が変わってない。
外堀通り、神楽坂の交差点にあるマックもまだ存在しているのが驚きというべきか!
だから、この近辺をブラブラしていると、自分が20代後半の頃に戻ったような錯覚にとらわれる。
あの頃と変わったのは、坂道や階段を急いで昇ると、あの頃より動悸が少し強いことだろうか?
歌は・・・隠すのが上手くなったけど夢がなくなったのかもしれないな。ちょっと寂しい。
コルシカの歌、自分の歌
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