ものを言うのに5行で出来ないことはない、と書いたのは、山本夏彦だけど
いつもそれを念頭に置きつつ、冗長な文章になってしまう。
長いと何かたくさんのことを言っているみたいに見えるが、実は大したことはない。
政治家の演説、偉い人の話しを聴いてみれば判る。
同じことを何度も言い換えたり繰り返したりしている。
レッスンで聴いたイドメネオのアリア。
何と短くてチャーミングなアリアだろう!
モーツアルトの凄さとは、一発で的の中心を射抜く技の優れているところだろうか。
自分のように短編小説好き、もっといえば、詩や短歌のほうが好きな人間には合っているのだろう。
短い音楽の瞬間に、人生の凄惨な姿と、美しい姿があっという間に描き出されている
モーツアルト
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