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もうそろそろ夏も終わりという天候になってきた。
この夏休みは信濃追分というところに行ってきた。
亡父の残した小さな家があるのだ。
平屋で2LDK50㎡くらいだろうか。。
土地は借りていて、家は資産になっている。
10年満期の契約で、とても安い。
ただ、庭木の手入れは自分でしなければならず、これを怠ると草ぼうぼうになり
屋根には、この土地特有のカラマツの針のような落ち葉がたまって、しまう。
それで、今年は地元の植木屋を頼んで木を4本切って、屋根を掃除してもらった。
手際が良く、2人かかりで1日で仕事を終えてくれた。
我々夫婦は、4泊5日でのんびりさせてもらった。
ここに来ると、いつもは鯉のあらいだの、鯉こくだの、鮎の塩焼きだの、と料理をして
楽しむのだが、今年は連れ合いの調子が悪く、一日だけヤマメの塩焼きを食べたのが思い出。
これが滅法美味く、水のせいでおいしいご飯と、地元の人にもらった、トマトの美味しさと共に、今年の夏一番の思い出になった。
美味しいもの、というのは、最近では、自然さが充分に感じられる食材のことだ。
トマトなどは典型で、美味しいものを食べると本当の太陽の恵みを頂いた、という有り難味で一杯になる。
地元には、文学好きならご存知だろう、堀辰雄や立原道造が良く利用した油屋という旅館が今も健在だ。
昔日の面影はないが、今も宿場町の面影を残すこの街道沿いの中央にでん、と構えている。
この近所に、近年に出来た美味い蕎麦やがあって、天ぷらそばを一回食べに行った。
そしてその近所には、鉄のアーティストのギャラリーが夏だけ開いていて、今年はそこで
鉄ではない、なんとアフリカのジェンベという太鼓を買ってしまった。
そして、大きなのれんも買った。柿しぶみたいな染め色に、ミロのような筆の絵が描いてある。
それらに加えて7月待つには盛岡で珍しい青い塗りの岩谷堂箪笥を仕入れた。
これらの家具やら小物で、今は家の中を改造しつつある。
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