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昨日見た夢は、不思議な古い街並みを小高い丘の上から展望している自分でした。
その小高い丘にたどり着くまでは、普通の住宅街を歩き廻っていたのですが、途中で横道にそれると砂利道がずっと続き、その突き当りから
右に折れて、坂をぐんぐんと上ると、広い原っぱに出ます。
原っぱに出て、ぐるりと踵を返せば、驚くことに、眼下には、甍の波と、石で出来た小橋とお堀がその丘の麓のぐるりを巡っているのでした。
その小さな堀とその上にかかっている石で出来た小橋の石の質感と、石の表面に描かれた漢字のような文字までがくっきりと見えていました。
まるで望遠鏡で遠くを覗いているような景色でした。
ところで、夢を見るといつも思うのが、夢の中の自分というのは、いつも孤独だということです。
孤独に気付いているけど、それは仕方のないことだ、と思っている自分がいるのです。
傍には妻もいたり、あるいは友人がいたり、ある時は恋人がいる。
あるいは、一人ぼっちのこともある。
しかし、共通しているのは孤独感だと思います。
どこかすーすーと風が吹いているような、隙間風が寒いような、そんな寂寥感が何処にとは言えず在る、自分が夢の中をさまよっているのです。