日本は世界でも名うての自殺大国だそうだ。
この8年間、連続で年間自殺者数が3万人を超え、それは交通事故より多い数字なのだ。
日本晴れの朝っぱらから駅の構内アナウンスや車内アナウンスで「~駅で人身事故のため、電車が止まっております」
というのを聴くたび、どうにも暗澹たる気分にさせられる。
どんな気持ちで線路に飛び込むのか、朝はどんな気持ちで家を出たのだろう。
不景気で失業率が高くなったからか。
失業しても、家族で助け合って暮らせる気持ちが持てれば違ったのではないか?
恐らく、この家族で・・・という部分がほとんど抜け落ちてしまっているのが、現実ではないのか。
助け合う。人と人とが組み合わさって、初めて一人前になれる。
本当はみな半人前なのだ。
みなが一人前の社会というのは理想でも、現実はぎすぎすしてしまうのではないか。
リーダシップも良いが、みんながリーダーの社会なんて気持ちが悪い。
リーダーになるやつもいれば、2番手もいれば、びりっけつもいるのがこの世ってもの。
役に立つ奴、立たない奴、色々だこの世は。
芸術家なんて役に立たないの典型だろう。
でも、居たほうが良いんだな。
ここは一つルイ・アラゴンに登場してもらおう。