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これもドビュッシーの前奏曲集第一巻から。
良く弾いたですね。
久しぶりに弾いてみて、ドビュッシーのイギリス趣味みたいなものを感じます。
フォーレの「リディア」に似ているところがあります。
フォーレもどこかイギリスに憧れているような音を感じる時があります。
「優しき歌」の1曲目「後光に包まれる聖女様」のメロディなど。
また車の話で恐縮だけど、やっぱりフランス車の乗り心地と似てますね。
フランスの音です。
柔らかさの質と言う滑らかさの質と言うのか・・・
この曲に限らず、フランス音楽の美点は、ロマン派でも近代でも、バロックでも何でも感じるのは、情に溺れず、ヒロイックにもなり過ぎず、淡々としていて、軽やか。
聖書にあったけど、人前で断食するような偽善性がなくて、軽やかさあればこそ、真実味が増すような、そんな表現が特徴だと思います。