Romance sans parolesは、表題のようにも直訳出来ますね。
メンデルスゾーンが作った「無言歌集」で完成した音楽形式、とも言われています。
要するに歌のような旋律に伴奏が付くスタイルの器楽曲ということでしょう。
ネットで色々な絵を見てみましたが、この辺りのピアノ曲にはルノワールが合う気がします。
モネも合うでしょう。
歌詞のない恋歌
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発声や表現が良く分からないという方のために、ていねいに教えます
Romance sans parolesは、表題のようにも直訳出来ますね。
メンデルスゾーンが作った「無言歌集」で完成した音楽形式、とも言われています。
要するに歌のような旋律に伴奏が付くスタイルの器楽曲ということでしょう。
ネットで色々な絵を見てみましたが、この辺りのピアノ曲にはルノワールが合う気がします。
モネも合うでしょう。
篠田節子という方を知りませんが、その音楽の話は面白いですね。
確かにこの曲はメロディと伴奏で、歌と伴奏みたいな関係ですが、恐らくその小説の中の話は
その旋律と伴奏というホモフォニーの単一性とポリフォニーの独立性の違い、というかなり
マニアックな話ですよね。
ぼくは高校時代にかじった漢詩。これをもちろん日本語で読む時に感じる、漢語の音の
美しさに目覚めたことを思い出しました。
漢籍の素養があったのは漱石くらいまで、だそうですから、きっと漱石のソネットはそのような
美しさがあったのでしょう、と想像できます。
繰り返し読んでいて、ほとんど座右の書となりつつある篠田節子先生の小説で、バイオリンの伴奏という言葉に、登場人物が「あれは、(伴奏ではなく)通奏低音だ。」と憤る場面があります。この旋律を聴いて、そのことを思い出しました。
そういえば以前、内容だけでなく音が綺麗な詩、みたいな話をしていたときに思い出したのですが、夏目漱石が書くソネットは美しいです。14行の詩なのに、中身は、そのまま七言律詩になっていて、最初に読んだときは感動しました。