演奏家たるもの、基本的に同業の批評はしない方がよろしい、と思います。
他人の演奏を批評をしていると、自分が偉くなったような錯覚をするので、これくらい痛快なことはありません。
しかし、仮にも演奏する側に立つ身なら、他人の演奏評論してる暇があったらてめぇの下手くそな演奏を振りかえれ、と言いたいのです。
本当の鑑識眼というものは、自分が精進した結果を抜きにしてはあり得ません。
そうでないものは、単なる文学であって、作りごとですな。
他人の演奏を偉そうに評論しているのは、例えば家の居間でごろ寝をしながら、テレビの野球を見て、解説したり監督になったつもりで、偉そうに言うのと同じです。
どうしてこんな激しいことを書くか?というと、概してこのような他者批判が強い人ほど
自分のことになると、てんでダメ、というケースが多いからなのです。
これは私の教えてきた経験です。
本当に出来る人は、概して他者批判や評論をしないものです。
心の中ではくそみそにけなしていても、、です・・・
口はしっかりジッパーを締めて、自分の練習に励もうではありませんか。
批評について
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