これは先日の私の独演会の最後のおまけで歌った曲です。「静けさの中で」
ドビュッシーの歌曲の中では、好きな1曲です。
この詩のシチュエーションが良いですね。静かな自然の中での愛のひと時。
季節は5月くらいでしょうか?ナイチンゲールが鳴いています。
肉体的な快楽の頂点を表現していると思います。
ボードレールのLa tout n’est qu’ordre et beute luxe calme et volupte…
の世界。
これを歌い、そして聞いてみて、自分はドビュッシーの世界に、自分の理想郷を投影していたんだな、ということを改めて思い知らされました。
皆さんは人生の究極の喜び何だ、と思いますか?
仕事ですか、遊びですか?
ぼくは自分の理想郷を求めること。探し当てることです。