ラヴェル ラ・ヴァルス
ウィンナ・ワルツという素材を基に、これほどまでに豊かな音がちりばめられたオーケストラ音楽を創ったラヴェルのエスプリが武満徹に伝わっていたのだ、という発見をしました。
恐らく、武満徹はドビュッシーよりはラヴェルに近い人間的資質があったのではないか?とも思えた作品でした。
女性陣には、ちょっと、とっつきが悪いかもしれませんが、最後まで聴き通して見て下さい。ラヴェルの時代が作ったラヴェルと云う芸術家の持っているエスプリが判る作品、と思っています。
女性的な優雅さから男の情熱のありったけまで!その巾の広さと洗練された表現に憧目します。
ところで、このラジオ・フランスの楽団員の演奏する表情、リズム感を見て下さい。これが日本のオーケストラに欠けているものではないかな、と思えるくらい表情豊かです。これが悪い方に働くと雑な音になりますが、上手く行くと素晴らしい豊かさを産み出す素になっているのではないか?と。
ラヴェルの音
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