歌っていて苦痛。という時にどんな感覚があるでしょうか？

具体的には、喉周辺の筋肉が引きつったような感じで声を出すのはまずいですね。
それから、声を出した瞬間にむせて咳きこむような場合。
これは論外です。

それから、下あごが痛くなる、喉が苦しく締まる。などです。
ただ、この辺りが難しいところで、人によって感覚が違いますね。

一方、一見喉に違和感を感じなくても、一気に壊れるのが高音の練習。
何度も同じフレーズを練習していると、ポリープが出来て突然かすれるようになったりします。

とても簡単な原則なのですが、同じフレーズや音高を長時間練習すると、喉は一気に壊れます。
練習は、少しずつ毎日、が原則です。

もう一つは自分で上手くいかない、という焦りの気持があるときは、練習しない方が身のためです。
落ち着いてゆったりした気分の時に練習しましょう。
逆に言えば、自分がそういう精神状態になるように、これも心がけましょう。

発声は間違うと怖いことがありますが、だからといって、怖がっていると開発されるべきことが開発されないまま
になってしまいます。
先生という職業は、その状態を見極めているわけです。
先生という職業はそのためにある、と言っても過言ではないくらいです。

ですから、自己管理も大切にしながら、どうぞ先生を信頼して、積極的に歌って声を開発して頂きたいと思います。。