昨日で今年のレッスンは終了となりました。

昨日の生徒さん、良い喉を持ってますが、全体に喉を押す傾向があるため、せっかくの美声が

綺麗に伸びない、中低音?高音の発声です。

本当に喉というのは、弦楽器やリード楽器似ているなと思います。

音を出す所までは良いとして、その音の出し方、出し加減で、雲泥の差がつくものです。

声というのは、自分の耳で判断するのですが、楽器と違って自分の肉体の中にあるから、判断がしづらいのです。

そのことが、良く判ると、改めて自分で勉強する場合のやり方が判って来ると思います。

自分の脳味噌の中に気持ち良い物を充満させるように歌うのではなく、自分の声が人の耳を通して

その人の脳味噌で気持ち良くなるように歌うこと!(笑)

自分が気持ち良くなったからといって、他人が気持ち良くならないのです。

さて、改めて音楽は、美を表現するための3要素を持っています。

1、メロディ

2、リズム

3、和音

メロディと和音は、いずれも「音程」が大切ですね。声も音程を大切にしましょう。

2のリズムは、家で云えば基礎、土台です。

これがしっかりしてないと、地震が来ると途端につぶれます。音楽もリズムがきちっとなってないと、

とても聴くに堪えません。

さて、和音はソロとは関係ないじゃないか?と言われそうですが大ありです。

ピアノ伴奏ならピアノ伴奏との音程関係が問われますので、これも音程が関係あります。

ということで、煎じつめれば、音程とリズム、ということになります。

皆さん、正月休みを浮かれて過ごさないで、一日一回、自分の歌声の音程とリズム感を

録音して確かめてみてください。