DT
ソルフェージュを学びたいということで、教本を持って来ました。
特にやったことは、リズムの読み方や学び方です。
大切なことは、音符上のリズムを読み分けることもですが、基本拍を
手でたたきながら歌えるかどうか?それが難しければ、メトロノームの
叩く拍に乗せて、ずれないで歌えるかどうか?と言う点です。
目的は歌うことにありますので、リズム感の基礎を身体に付けるための
もっとも根本的なことです。
後はシンコペーションの説明、強拍と弱拍の違い、などなど。
それから、調性の見分け方を説明しました。
これは鍵盤楽器の考え方が基本になるので、出来ればピアノなど
キーボードがあると判り易いでしょう。
白鍵盤だけで構成される、ドレミファソラシドを日本式の音名だと
ハニホヘトイロハとなることと、ミからファとシからドの間だけが
半音で、後は全音の音程となるように、構成されていること。
後はご自身の歌われるシャンソンやファドなどの歌を聴かせてもらいました。
カセットのカラオケに合わせて、口先で歌う程度なので、一概に言えませんが、
キーをあまり低すぎないようにすることは、声の表現として大切だと思います。
キーの決め方は、好き嫌いがあるので、絶対的な決定打はありませんが、わざわざ
歌い難いキーで歌う必要はない、と思います。
また、低音域、地声領域の声も、発声に注意して下さい。
ハミングでピッチを良く明るい響きを作っておいてから、母音に転換して歌ってみてください。
ピッチ(音程感)の良い、(音楽表現とは関係のない基本的な声の楽器としての意味)としての明るい声を
作るべきだと思います。
YT
発声練習を一通り済ませましたが、高音の歌い回しは大分上手くなり、音程も出るようになって来ました。
ただ、まだ力で押す感じがあり、そのため、高音を出した直後は低音が出にくい印象がありました。
高音を張った後でも、ゆったりした膨らみのある低音の声を出せるように、常に意識して下さい。
今日はひたすらベッリーニのPer pieta bel’idol mioを練習しました。
音程に不確かなところがあり、音取りに甘んじていましたが、良い声とその勢いはとても良いと思いました。
ただ、テンポが焦りを生みだしてしまいますので、4拍子よりも2拍のビート感で歌うと、余裕が出るでしょう。
更に1小節1拍くらいに感じると、テンポに乗り遅れずに、きびきびと歌えるようになると思います。
しかし、この曲はきびきび感よりは、声が大切です。
バリトンの落ち着いた声と、高音の響きをくれぐれも大切に練習されて下さい。