古いHi8のビデオテープの整理をしていたら、すっかり忘れていた、こんなものが出てきました。
途中で切れているのがあまりに惜しいですが、勉強になるのでリンクしておきます。
くれぐれも外部にリンク、転載をしないようにお願いします。
彼の発声の奥義の一部がこの動画から余すところなく見て取れると思います。
いかに声を中で響かせようとしているか?しかし、声の響きそのものは明るいです。
中で響かせようとすると、舌で蓋をしてしまって、暗くなるものですが、そこが決定的に違うと思います。
喉の位置の深さはバリトン、ソプラノ、テノール等、違いはあるかもしれませんが、決定的なのはブレスの腹筋と共に、喉の位置が動かないフレージングを
完璧にしていることです。
そのことが真の意味でのレガートな歌唱を実現している。
そしてレガートでありながら、歌詞は完璧に発声されていると思います。
発音は、子音と母音発声へのあごの関与がほとんど感じられないアーティキュレーションです。
いかに、舌が子音発声で使われているか?ということなのですが、表面的に見えないのでそのまま我々日本人が真似をすると
何も言わない歌になってしまいます。
これで裸になってブレスの様子が見れれば言うことないですが!(笑)