誰しも本番前は、喉の状態が気になると思います。
良く見かけますが、やたらとペットボトルの水を飲んでいる人。

水を飲むのは、効果としては気分的なもの程度で、効果があるとは思いません。
水を飲むなら、ぬるめの白湯を飲んでください。
水を飲むと冷えますから、喉周辺は、温めたほうが良いと思います。

それから飴とか薬でしょうか。
飴をなめても龍角散を服用しても、自分の経験からは、大した効果はないと思います。
確かに緊張すると喉が渇く気がしますが、それで水を飲んでも喉頭内の声帯が水分で覆われるわけではありません。

ではどうするか?

本番前に喉が渇く、カサカサするのは、緊張のせいです。

緊張すると血行が悪くなり、免疫成分が出なくなるために、カサカサして渇いた感覚になるのです。
従って、緊張をなるべく解きほぐすことが、根本的な解決策。

緊張は解けない無理だ、という方。それは訓練で出来ます。
本番前は、何も考えない、暗譜を気にしない。譜面を見ない。
目をつぶって、机の上に足を投げ出して、リラ~ックスしてください。

良く本番前に、ぺらぺらぺらぺらとテンション高く喋りまくる人がいますが、あれはかえって喉が渇くと思います。
喉が冷えているときは、喋ることで声帯が充血してかえって良い、ということもないではないですが、どうでしょうか?

それでもどうしても喉が気になる方。

喉が温まっていないのであれば、むしろ白湯が良いです。
ペットボトルの水は喉を冷やすでしょう。
水分を取るなら、ぬるめの白湯が一番です。

それから、発声練習が十分に出来ていないで、喉が温まっていない人は、ハミングがお勧めです。
ハミングなら、大きな声が出ないので、楽屋が防音でない場合でも、ある程度練習が出来ます。