私の専門はクラシックの声楽ですが、本来鳴り物が好きなので、当然日本の古い芸能にも大変興味を持っております。

まずは江戸囃子の代表、神田囃子をお聞きください。

これに対して、大阪の有名な北野天満宮のお祭りの、音楽と踊りをご覧ください。

単純比較はできませんが、狭い日本でも東西でこれほどの違いがあるものか!と、驚きでした。
実は、この動画を見るまで、大阪の祭りにこのような音楽や踊りがあることをまったく知りませんでした。

大阪には仕事で行くことがある方でしたが、行くたびに大阪で感じる何か、私の知る中国的な雰囲気との接点を感じていましたが、この動画を見て再確認しました。
たとえば、大阪弁の高低差と並のあるイントネーションによる、声の響きと中国語のそれとは、どこか似ています。

棒のように真っ直ぐな関東弁とは、大きな違いがあります。

この動画で感じる、お囃子(だんじり)のサウンドは、甲高い鐘の音と乗りの良い速いテンポのリズムに特徴があるでしょう。
この点にも、中国的なものを感じます。

逆に神田囃子に代表される、関東のお囃子の音楽のルーツは、どこにあるのだろうか?という点が、目下の興味の的になっています。