ASY
久しぶりに「イブの歌」を練習しました。
ほぼ譜読みの点で問題はなく、またフランス語の読みにも問題はありませんでした。
低音発声の響きが抜けやしかった点が、すんなりと解決していました。
母音をIからEAと変化させる方法が、有効なようです。
響きの抜けやすい母音が、Aだからです。
Iは、響きが集まりやすく、また喉が安定する母音なのです。
また、以前は4点Eから下は、地声になりやすかったですが、いつの間にか地声成分が減ってきていると感じました。4点Cあたりから、母音のIで発声を始めても、それほど地声っぽくならないです。
NM
モーツアルトのコンサートアリアNehmt meinen Dank
バッハのマタイ受難曲のアリア、シュトラウスの「夜」と「朝」
いずれも、良くさらってあり、歌えていたと思います。
声に関しては、上の換声点近辺は、時として声が前に出すぎて、鋭すぎる響きが気になりました。
特に母音のIは要注意です。口を横に引かないで丸い口で、唇を突き出すように発音･発声することで、響きが柔らかくなります。
また、中低音域からの跳躍時も、喉を上げないように気をつけてください。
発声全般ですが、地声領域から軽い発声で上っていくときに、頭声区への換声点が2つに分かれますが、訓練としては、なるべく上側の換声点まで我慢して持ち上げる練習をしてください。
この場合、母音はAよりもIにするか、あるいはハミングが相応しいと思います。
