今日は1名のレッスンがありました。
Popsの方ですが、声楽発声を学びたいとのことで体験を含め、今回が3回目です。
発声の声は抑制しているためか、強い地声の癖が減少しました。
ただ母音の特にAの声質に強い地声的な癖があって、これが響きの透明感と柔らかさを阻害する原因になっています。
ハミングの練習をしてピッチを高く取り母音に変換する練習方法は良い傾向が出ます。
いろいろやってみながら、高音発声までやってみましたが、5点Aを超えると自然にホイッスル系の声になり、なかなかの高音の喉の持ち主ということが判ります。
最終的には母音のEを使って発声練習をすると、とても効果的でした。
つまりピッチの高い明るく柔らかい響きが出やすいということです。
母音をAにすると、舌が硬くなって、独特の喋り言葉調の響きに近い感じになるようで、ピッチの低い暗い声になりがちなのです。
コンコーネの50番中声用で1番~2番を練習しました。
音符の読み方としては、音程よりもリズムがわかるようになると、譜面を理解できる意味は大きいです。
歌声は、小さめで軽く発声するので無理がなく、比較的自然にきれいに歌えていたと思います。
しかし、その後の「庭の千草」の英語での歌になると、音程の跳躍で癖が強く出ます。
オペラ唱法でも時々ありますが、ずり上げて音程を出す点に注意してもらいました。
英語発音で、日本語発音の癖が強く出てしまうのは、これも発声の関係です。
そこで、今後は更に声楽発声に特化した方法で、発声法を覚えて行く方向にシフトすることになりました。
今日最後にやった方法は、ブレスであくびを少し意識して、声を出だすということです。
それから口の開け方も、大きめにしました。
喉や下あごの使い方に力みが出ないように、注意してやって行きましょう。