FT

小椋圭ばかり3曲を練習しました。
いずれもキーが低いですが、何とか歌えるか1音は上げたほうが良いような感じでした。
歌については、練習を今日始めたばかりなので特に書くことはありませんが、身体に染みついたメロディを歌う力強さは十分に感じられました。
これから、より丁寧に歌いこんでいくことで、素晴らしい歌になることでしょう。
発声の声は、低音がスカスカして喉が上がっていることが判りました。
午前中にアリアの練習をしたとのこと。
練習は良いことですが、喉を上げないように、きちっと発声練習を低音からじっくり行った上で、無理なく練習するように心掛けてください。

AY

声の調子は大変良かったです。
日本の唄を中心に、スタンダードナンバーから始めました。
Moon riverは、英語の発音がなかなか良かったです。
低音が少し通らない感じがあるので、低音の発声を高く明るく出来るように留意しておいてください。
みかんの花咲く丘は、可愛らしいよろこびが充ちた歌声になりました。
編曲版の「ふるさと」は、現代的な伴奏和音に対して音程感の良い声で、ぴったり合っていました。
中田喜直の「夏の思い出」と、特に声の扱いで問題になる点は見つかりませんでした。
むしろ、声が良く出るのが不思議なくらい、良く響いていました。

ST

今日は主に歌の表情を付けることに腐心しました。
3曲ともですが、特に1曲目のNon ho l’etaは、メロディのイメージを歌詞に載せて歌えるようにしてもらいました。
これまで、発声中心に徹底して来たせいもあり、声量が低音でも出てきましたが、声量だけの歌になって来たので、ニュアンスを気を付けてもらいました。

まず、メロディの性格を良く味わって、そのメロディの性格を素直に歌に出すようにしてもらいました。
これは、かなり何度も練習しましたが、最終的には良いところに収まったと思います。
メロディの性質をとらえて、それを自分の感情に結びつけます。
哀しいのか?虚しいのか?何か思いを見つける必要があります。

他の2曲、Grazie dei fioriもLa pioggia いずれも、メロディの感情を出す点では楽に歌えていたようです。

全体に歌うことの積極性が出て来たことは評価する点です。