私もいろいろな先生に就いて苦労を重ねたけれど、一見、理論的に見える人のレッスンでも、肝心なところになると「これは相当難しい練習を重ねないとだめだ」と言われて心折れることが多かった。
私に向かって発声でいうことが無くなると、時計見い見いしまいにイタリア語の発音がなってないな、とか(笑)
イタリア語の発音をどうこう言う前に言うべきことがあんだろう!と叫びたかったのだが。
本当のアクートはこうだ、とか本当のアポージョは~というように、一つの外来語発声用語の本当の意味が実は誰もわかっとらんのだが、ぼくちゃんは知ってるよ~的なことを言う(間接的に)先生もどどどうかな??
要は、本当はシンプルな方法で誰でもちょっと練習すれば出来るのだが、その出来るべきことを本人の癖や習慣で阻害している要素を見つけてあげることの方がトレーナーとしては大事な仕事だと思っている。
でも、もっとも大事なことだが、誰もがなかなか出来ないために、進歩が遅くなる一番の理由は、教わる本人が指導者の言うことを半信半疑で聴いていることだと思う。
自分もそうだったもの。
結局、芸事=人間力。だと思う。
ものの教わり方、というレッスンもあると良いかもしれない(笑)