https://youtu.be/8PYKOo_jgJo

恐らく誰でも知ってる「イパネマの娘」
ぼくの耳の中でもほとんど陳腐化されてしまったこの曲ですが、このオリジナル版を聴いて改めてこの曲の美しさに感動したわけです。

ただ、この曲の誕生とレコード化の現実を知っているだけに、冒頭で歌うジョアン・ジルベルトのギターと歌がこの曲の本当の美を顕していたのだということが判りました。
つけ足しのように歌われるジョアンの元奥様のアストラッド・ジルベルトの舌足らずな歌が終始流れてしまうこと、スタン・ゲッツのアメリカ色ふんぷんのサックス。
これらがこの曲が実際に売れた理由かもしれませんが、私はジョアン・ジルベルトの音楽の凄さを、ここで改めて知ることになりました。

それにしても、当たり前ですが名曲は名曲が生まれるだけの、理由があるのだと思います。
作詞のヴィニシウス・ジ・モラエスと作曲のアントニオ・カルロス・ジョビンという組み合わせ。
この二人の女性愛、女性賛美はなみなみならぬものがあったようです(笑)
であればこそ、のこの曲の美しさではないでしょうか?
女性はこういう曲を聴くと、男性の妄想だと思うのでしょうか?