久しぶりに、ピアニストの若松布子さんとコンサートを開くことになりました。
歌曲とピアノソロで、フォーレの内に秘めた情熱の美しい世界をご紹介したいと思います。

若松さんとは2006年以来、かれこれ12年のお付き合いになります。
その間、1回だけ代々木上原の「ムジカーザ」でフォーレの歌曲によるリサイタルをしました。

上の動画は、その時の録画です。
今聞くととても新鮮です。
今のような柔軟性はないが、今よりずっと声が若く率直な歌になっている、と改めて思いました。
この時も、本当に良く伴奏合わせをやりました。
何度も何度もやって、迷いに迷ってこのテンポ、この音楽になったという苦労した思い出があります。

若松さんのピアノは彼女の人柄を表すように、とても優しいです。
フォーレの平和で抒情的な世界を表現するのに、ぴったりなキャラクターです。

さて、どのようなコンサートになるでしょうか?
私自身も不安と期待が相半ばしておりますが、これから練習に励んで行きたいと思っております。
皆様もぜひお越しください。

山中信2009年フォーレのリサイタル

フォーレの歌曲とピアノによるマチネコンサート
アコスタジオ
2018年6月23日土曜日 13:30開場、14:00開演
プログラム
「秘密」「あさやけ」「朝のうた」「グリーン」
「5月」「リディア」「イスパーンのバラ」「ネル」
「河のほとりで」「贈りもの」「夕べ」「ひそやかに」
「月の光」「伴奏」「アルページュ」「それは恍惚の」
 ピアノソロ「無言歌集」「ノクターン第4番」