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プライーべートな話題ですが、28年前に私が初めて買った外車の写真です。
古い写真やそのネガが大量にストックされていて、整理のためにこれらの写真をスキャンしてデーター化することにしました。
スキャナーが少々高かったですが、ショップに出すと1枚安くても200円と言われたので、それなら買った方が安いだろう、という判断です。
ところで、外車といっても国産の大衆車と大差ない値段で買えた新古車でした。
イタリアのフィアットという自動車メーカーの大衆車「ウーノ」です。
自宅の近所にチェッカー・モータースというこの車の代理店があり、いつもいつもその店の前を通っては、
このウーノを眺めてにやにやしていました。
この車のデザインがことのほかお気に入りだったのです。
なぜなら、当時の日本(90年初頭)にはこのような天井の高い大衆車は存在しておらず、みな低く平べったいデザインでした。
さもありなん、ウーノのデザインはジウジアーロによるものだったからです。
きっかけは、もっと前の80年代初頭に見たジウジアーロのデザインによるフィアット・パンダでした。
これが街中を走っている姿を見て、本当にびっくりしたのです!
ジウジアーロといえば、ドイツフォルクスワーゲン車の初代ゴルフの大ヒットで有名ですね。
さて、ウーノを買って、目からうろこだったのはシートの出来の良さでした。
座ると適度に腰がありながら、お尻への辺りがポヨ~ンと柔らかいもので、これも日本車にはあり得ない快感でした。
長距離を走るとわかりますが、シートの出来不出来が、肉体にも精神にも与える影響が大きいか?
思い知らされたものです。
車好きの知り合いと話しても「シートで車買う人はいないよ」と言われましたが、いやいや車はシートとブレーキで決まる、と悟りました。
このようなインターフェース秀逸さが大衆車に備わっているということが、当時の欧州車のレベルの高さを物語っていました。
ただし、故障は多かったのです・・・ 次回に続く