SNT

声を出す方向でかなり進歩があるのだが、ブレスとの関係で未解決部分がある。
お腹を張ると声は出るが、その時息は気持ちよく吐ける状態になっているか?という事に尽きる。
息をしっかり吐けるお腹や背筋の使い方をもう一度練習してみること。
そこから、歌声にして練習をしてみること。

それと、口を縦に開けると言ったら常に開けるのではなく、必要に応じて開けるということ。あるいは口の開け方だけではなく、唇も柔軟に使えるようにすること。

ST

歌う様子を見ていると、口で声を作ってしまうために、舌と下あごが固くなり、結果的に声がこもってしまう状態になりやすい。

今回のレッスンでは、とにかく息をしっかり吐くことを練習してみた。
この練習だけで、現在の2つのアリアの声が見違える程良くなる。

息を吐くことの意識の良さは、不要な声の当たりがなくなること。
つまり太く当たってしまうとピッチの低いこもった中低音になるし、これが換声点だと
喉が詰まって、これもピッチの低い声になる。

KR

今日は下あごを降ろすことを指摘。
口が開かない発声になりやすい。
特に5点Cから上に跳躍する際に、柔軟に下あごを降ろせるように練習した。
コンコーネ9番、10番。
このことが、自然に換声点で喉を上げない発声につながるから。
クラブで歌う歌手だが、どんなことでも受け入れる姿勢に感心。
彼女自身が「どんなことでも受け入れれば、新しい世界が開けるから」と言った言葉は大切だと思う。

OM

バリトンの喉を持っていて、コンコーネの50の中声用が、やや高い感じがする点が難しい。
低声用にすべきだったか?
コンコーネ27番。換声点に向ける発声に注意。
試演会の曲を復習。
舌の力み、顎の力みを排して、明快な発声を心がけてもらった。