23日
OZM
発声練習は、高音の換声点を過ぎるとファルセットになる点を課題にした。
そのための口を開けたハミングの練習で、ファルセットにならないように留意して練習。
そこから母音に変換して練習。ファルセットにしない感覚が掴めただろうか?
ハミングをする意味はもう一点あり、ト音記号の上半分で、音程が♭気味になることを注意する意味もある。
自分の音程感を正確に保つためである。
プーランクの「海への小径」中低音は良いのだが、そこから上が重心が高い感じな点に注意。
フォーレの「河のほとりで」これも中高音の声をむしろ低く下に向けて抑え込む感じ。
フォーレの「ゆりかご」フランス語の読みを練習。
24日
TZM
彼女のレッスンでやることのメインがフランス語の読みから、全体的な音楽の表現にシフトしつつあることを感じている。
基本的にフランス語の読みは、根本的な間違いがなければ良いと思っている。
Rの発音は工夫がいるが、それも大分板に付いてきた感じがある。
強いて言えば、フランス語らしさとは?という感覚は、歌う音楽に表現されなければならないため、特に彼女のように弾き語りの場合は、メロディの歌い方がとても大事。
フランス語は単語単位のアクセントが基本ないので、英語ポップス風に崩して歌うとフランスの歌に聞こえない面があること。
この点では、基本的に崩さない方が良いと考える。
たとえば、フランスの歌手が英語なまり的に歌うケースがあるが、その真似をする必要はないだろう。
後は、とても大事だと思うのが伴奏。
彼女の場合、ほとんどがご自身で伴奏音楽を作られるわけなので、その音楽の形が伴奏でいかようにでも変化する。
彼女の仕事でのセッションが、Jazzのようなソロのアドリブが活きる演奏スタイルとは思えないので、むしろしっかり作り込んで表現する方が良いのではないか?と思った。
伴奏音楽の変化で、曲がものすごく活きると思われたケースが多かったからである。