声楽発声の呼吸法に良い立ち方。
しばらくレッスンが出来ないので、声楽発声でもっとも重要で会得が難しい呼吸法の詳細について継続的に書いていきます。
今回は姿勢について。
声楽は一般に立って歌います。そして基本は不動の姿勢です。
演技をするために動いたり振りを付けるのは応用になります。
立った時に大事なことは、自然に体を不動に出来る体制を保てるかどうか?
これは、自重を感じられること。
つまり体のどこかに重力を感じることで、体全体がずっしりと不動の姿勢を取れることです。
立ち方
人にもよりますが、両足を肩幅か少し広めに開き両足の膝を突っ張らないで少し緩い感じで立つこと。
そして大事なことはお尻を後ろに沿って胸を張り過ぎる姿勢は良くありません。
下手な手書きの絵ですが、下図のように、胸は適度に開いてみぞおち上腹部にかけては上下に伸びているが、下腹部は少し引っ込んで緊張気味にすると
息を吸った時に横隔膜が収集するための筋群が働きやすくなります。もちろん、あくまでこれらの姿勢が正しく出来ていればの話ですし、
腹式呼吸がある程度できるという条件は必要です。