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発声練習は喉を温める程度で、特にトピックを設けずに練習した。
コンコーネは39番。大変良く譜読みできていた。
3/8拍子で、難しい跳ねるリズム形である、拭く付点8分音符+32分音符の形を上手く歌声で表現出来ていた。
譜読みについては音源を参考にするとのこと。
音源を聞かないで楽譜だけで1から起こすことも勉強になることを話した。

イタリア古典歌曲集から、Caro laccio
これもテンポを変えて2回ほど通した。
良く歌えているので、楽譜にある通りの強弱に忠実に歌ってもらった。
これも出来るので、今後は譜読み段階で強弱を意識することを習慣づけると良いと話した。

モーツアルトの「フィガロの結婚」フィガロのアリア「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」
大変良く歌えていた。
が、声を作っている感があったのでコンコーネで歌う声となぜ違うのか?という問いかけ。
役にはまるため、との答え。良い答えであるが、漠然と芝居的に歌うことと関係なくニュートラルに歌声を作ることは出来ないか?
高音発声はどう意識するか?
などの考え方を提案した。