SNT

発声練習、低音中心に声を温めながら徐々に高音発声に移行し、高音域の細かいパッセージを練習。

パノフカは16番を復習であった。
ほぼ楽譜に書いてあることは実行できていた。
特に修飾音符の扱いが正確に実行で来ていた点が、この曲の課題をクリアしていたと言えよう。
楽譜に書いてあるRitの扱いはもっと自由で良いだろう。大体そういう箇所は伴奏が消えているか、音数が少ないので。

フォーレのレクイエムからPie Jesu
前回に比べて力強い声が聞こえて来た。
ただ歌うのが苦しそうなのは、楽譜に指示されているテンポにこだわるからだろう。
四分音符=44で歌える人は相当な声の記号の持ち主だと思う。
そういうことにこだわるよりも、自分の声でこの曲を、この歌詞をどういう気持ちで歌えるか?という観点でテンポやフレージングを考えるべきではないだろうか?
と指導した。

同じくフォーレの「蝶と花」大分フランス語が滑らかになってきた。
あと一歩の読み込みを大切に。
普通にすらすらと朗読できることを練習してから、楽譜のリズムで読んでみること。
3番はAnimatoなのでかなり速いテンポで歌って、後奏は本来のテンポに戻すべきだろう。

ベッリーニのAh non credea mirarti
レチタティーヴォは概ね順調に歌えていた。
アリアも力強い声が聞こえて来ていて、前回よりも体調の良さを感じられた。
カデンツはやや中途半端な印象が残った、歌い込みが進めば改善されると思う。