ST
発声練習から、前回と違ってすっきりした換声点近くの歌声だった。
何か気持ちの変化が影響を与えたようであった。
ヘンデルのLascia ch’io piangaから練習を始めた。
レチタティーヴォは、力強さを基本にあまりゆっくりしないで語り進むことを指摘した。
途中から調子が変わって最後に至る部分は合格である。
アリアは発声練習の調子の良さがストレートに歌声に顕れており、大変良かった。
この調子のまま本番を迎えてほしい。
Ombra mai fuも、アリア部分は現状としてはほぼ言うことなく良く歌えている。
本番は臆することなく自信を持って堂々としっかりと歌ってほしい。
レチタティーヴォは、これもゆっくり歌わないで、さっさと先に進む方が良い。
同じくオペラ”セルセ”のUn cenno leggiadretto
これもそつなく歌い通せていた。
中高音域の音程が決まりにくかった個所も、解決してすっきりとした歌声になった。
レッスンで課題として練習したことは、すべて解決したので自信を持って本番に臨んでほしい。
