今回は伴奏無し、私の伴奏での練習となった。
いつものように
準備運動
を行った。
腕をブランブラント縦横に振って、胸周りの脱力を促す。
前屈と軽い後屈、そして呼吸運動。
発声練習は、Jaで5度アルペジョ、8度アルペジョ、5度スケールを練習。
フォーレのAve verum corpus
良く歌えるようになってきたが、更にクオリティアップを狙った。
ソプラノとアルト、各パートのちょっとした声のピッチや歌うリズム感を子細に検討した。
アルトの場合、低音域は声を響かせる意識が勝つと、概してピッチが低く聞こえてしまう。
女性の場合は4点Fから下になったときに、地声傾向が出やすいが、この地声傾向がピッチの低さを助長するので、
極力頭声のままで歌う方が良い。
独りで歌うわけではないので、声に任せずにパートで一致する意識を持つことが大切である。
同じく
Maria mater gratiae
ソプラノの課題として、こちらは歌詞をはっきりとメリハリをつけて歌うこと。
綺麗に頭声だけで歌うと、歌詞が不明瞭になるためである。
その他
は、これまで練習してきた、アントニーニのKyrie eleisonとLa mia stella.そして最後に久しぶりにフォーレのPavaneと一通り歌って終わった。
この中ではKyrie eleisonが良いサウンドを感じさせてくれていた。
全体に声の統一感が出てきたのだと思う。
