EK
発声練習
声がとても調子が良かった。毎週に声を出す機会が増えたことが原因のようで、これも新たな勉強の一端となれば幸いである。
ベッリーニ「ノルマ」の「清き女神よ」
冒頭のゆったりしたメロディの一連の楽節は、とても伸び伸びと良い歌声で好感が持てた。
その後のAllegroの楽節では、やはり細かい音符の歌い方について、修正を行った。
その前に、Allegroに入ってからすぐにテンポを速くしないで、少しゆったりめで入って徐々にテンポを上げて行く方が効果的だろう。
また概ね上行形の長いフレーズでは、上昇するにしたがってクレッシェンドしていくことも効果的である。
細かい修飾的なメリスマは、テンポに合わせて拍節の中に細かい音符を押し込めようと歌わずに、歌いやすいように歌うべき。
とはいえテンポがあるが、無理やりIn tempoにしなくても良い。その点はピアニストが合わせてくれると思うべきだろう。
フィナーレは、それまでよりもテンポを速めて一気に終わるように。
リュリのアンサンブル、Ballet des musesの練習。
フランス語の読みの確認と譜読みに撤した。
やはりリズムが読みにくい長い音符なので、その点を間違わないように。
また手書きでリズム途上で改行されている点にも要注意を。
フルスコアで他の楽器の間に挟まっている点も、非常に読みにくい原因である。
ボーカルパートは一番上に記載してもらえると、ありがたいのだが。。
HA
発声練習
5度スケール、5度アルペジオ、8度アルペジオを5点bまでを声を温める程度に軽く練習した。
イタリア古典歌曲集からLascia ch’io pianga
レチタティーヴォは概ね表現力が良い。
この表現を、テンポの緩急をもっとメリハリ付けると、更に立体的になる。
アリア部分は、良い意味でもっと重い声になる方が良い。やや軽すぎる。
大きな立派な声で、という意味ではなく、声質としての適度な太さと硬さという響きのイメージである。
このためのイメージではあるが、ヴァイオリンの太い弦に変えてボーイングするような感覚で歌い出すこと。
そのためには、入りの4点Aはしっかり響かせる必要がある。
また太い弦に変える意味として、音程を下側の主音FをイメージしてAを出すこと。
一度このポジションで出せば、後はその響きを維持するように歌い続ければよいわけである。
そのため、後のブレスで喉のポジションが壊れないようにブレスには細心の注意が必要である。
「春なのに」
歌詞の発音が明快になってきたことと、力強さを感じることが多くなった。
後は、歌う表現変化を、ピアニストの音楽づくりの中から導いてもらう形が良いと思う。
特に伴奏形が2パターンあるが、最初の6/8パターンではソフトペダルを充分に使って、柔らかく小さく弾くことに撤してほしい。
その後の4/4では、力強く大きく歌えば良い。
ベッリーニ「清教徒」から「あなたの優しい声が」
冒頭部分のゆったりと大らかに歌う部分は、とても良く歌えている。
省略を挟んでAllegro moderatoは、4拍子だが2拍子のようにして勇壮な感じを出すこと。
つまりリズミカルに歌うべき。
次の副主題になると、音楽が変わるので声のニュアンスを少し弱く。
そして再び主題に戻ったら、力強くマーチを歌うように。
その後連続して出てくる16分音符のメリスマの繰り返しの上行フレーズは、楽譜に書いていないがクレッシェンドすると良い。