TNK
発声練習
姿勢が良くなったことを実感。
声は声量は出していないが、高音4点Fまで歌える声である。
今回はスタッカートを練習して、高音発声のコツを指導した。
ドミソドのオクターブでスタッカートを練習。
大事なことは腹圧を意識して、喉で声を切るように。
喉で出来るというのは、声を鎖骨の中間を意識してその場所に当てるようにすること。
つまり、腹をべこんべこんと意識的に引っ込めて呼気圧でやるのではないこと。
似たように感じるが喉で切るやり方だと、結果的に支えのある腹であれば、腹は反応する。
ただ違うのは、腹を動かそうとして歌うのではない、ということ。
このためには、横隔膜がしっかり収縮している状態を保っていることが大事。
特に最高音に行くほど、この腹圧を強くするように。
スタッカートの練習で4点Gまで行った。
次にスタッカートで最高音まで行ったら、その声をロングトーにして、スケールで下降する。
ドミソド～シラソファミレドという具合に。
コンコーネOP9から6番
リズム読みの把握をもう少し詰める必要があること。
特にタイで結ぶ音価をどう把握するか？工夫のしどころであろう。
リズムをしっかり身に着けていないと声もしっかりしないからである。
音程感も今一つの感あり。
移動ド唱法のための、調性と和音の変化について少し説明した。
イタリア古典歌曲集から「アマリッリ」「私を死なせてほしい」
いずれも歌い込みが進んで、それぞれの曲の楽想が表現されるレベルである。
欲を言えば、もう少し声の力が欲しいところだが、無理は禁物である。
フォーレ「リディア」
予想外に高音がしっかり歌えている。
語尾のEのあいまいがエになりがちな点に注意を。
またOEの発音も広く発音すべきである。
Sortent de toi jeune deesseの譜割に注意を。
