ムジカCのレッスン室の天井

TNK

発声練習

下降形5度スケールで始めて上行5度アルペジオ、そして上行5度スケールで終わった。
高音の換声点近辺になったとき、喉の絞まり具合や喉の上がり具合を察知し、顔を前に出さないように。
あるいは下あごを降ろすように口を開けることで、喉の上がりを防ぐように。
これは音域としては4点DかD♭辺りと憶えると良いだろう。
現状では喉の詰まり感があるかもしれないが、それが換声点の発声の特徴と憶えるくらいで良い。
慣れるとそうでなはないことが解るようになるだろう。

コンコーネ8番

ソルフェージュ的には一部のリズム読みの間違いを修正。
タイで結ばれた音符の長さには要注意を。
声としては、4点D~Eあたりの喉の上がりに対処できるように練習。

イタリア古典歌曲集からSebben crudele

全体を一度通し、中低音域から高音への換声点近辺への跳躍で、声の響きが不安定。
これの逆もあるかもしれない。

問題を切り分けたが、今回は換声点以下の音域内の音程の動きと声の関係である。
声の響く場所を一定の場所で感じることによって、メロディの音程差を音程良く自由に移動できる。
ということである。

その方法として、ブレス時の口奥の空間認識を持つこと。
これはブレスと同時に行うことに意味がある。

このことを意識して単母音Laで通してみた。
これが非常に功を奏して、響きが倍加した感じが得られた。
この方法を応用して歌詞でも歌ってみた。
歌詞でもかなり効果が感じられるほどに、この発声法を掴めたようである。

フォーレ「漁夫の唄」

前曲で行った発声法を、この曲でも試した。
つまり単母音(La)で歌った。
譜読みが浅いため、特にリズム把握に注意が向くと、発声が疎かになるようであった。
もう少し歌い込みを進めるためには、フランス語ではなく単母音で歌う練習を続けたい。