AC
発声練習
ブレスの方法と口を開ける発声を指示した。
癖もあってか、口が徐々に開かない発声になる。
口を開ける発声は、特に低音の場合は地声に鳴りやすいのは確か。
ただし、軟口蓋が充分に使えていれば地声にならずに対処できる。
後々思ったのは、やはり鼻腔共鳴が弱い傾向だということ。
彼女にはハミングによる声質の訓練は必要である、と再認識した。
プーランク「月並みな唄」
オルクニーズの門
冒頭に出てくる微妙な音程の違いを修正。
恐らく中音域の発声由来と思われた。
半音音程は、逆張りにすると音程感が正しく表現されるケースが多い。
つまり下降は上行に、上行は下降に意識すること。
2曲目 ホテル
テンポを少し落としてもらった、
また低音の声は明るく、嬉しい気分を意識すると良い。
3曲目 ワロニーの沼地
最後に、歌う立ち姿を見ていると左に傾いている傾向が強い。
側に立ってみると、かなり力が入っているのではないだろうか?
出来る限り喉を開けて息で押さない発声をトライしてほしい。
4曲目 パリへの旅
最初は伴奏のテンポが速すぎた。
楽譜の指示を守るより、3拍子のテンポ感を大切にすべき。
歌については、登場人物が喋っている感じを大切に。
5曲目 すすり泣き
現状は問題なく良く歌えているが、出来れば更に喉を開けた発声を覚えて試してほしい。