SKJ
モーツアルト
「寂しい森の中で」
発声練習をしなかったせいか?やや声が強すぎた。
ピッチは高めで良いが、これのせいもあり中音域の響きのふくらみが欲しいと感じた。
また、気になったのは跳躍フレーズで上側にポルタメントをかける傾向が目立ったこと。
フランス語は鼻母音が時々Nが付いてしまう点が気になった。
「鳥よ、年ごとに」
プーランク ルイーズ・ド・ヴィルモランの3つの詩
「リエージュの若者」「彼方」「白衣の守護天使たちに」
曲毎の感想は省略させていただく。
全体に伴奏とのテンポのすり合わせと、伴奏と歌声との音色や音量バランスの調整が主となった。
特に伴奏音楽は、プーランク特有のペダルの使いかたが要求される点に注意を。
どちらかと言えば、充分過ぎるくらいにペダルを使う音色が相応しいこと。
そして弱音ペダルは必須であろう。
テンポはどんなに速い指示でも、個人的に歌声が成立出来るテンポにすべきである。
1曲目「リエージュの若者」は、まず伴奏無しで本人の納得できるテンポで歌うのを伴奏者に聴いてもらった。
2曲目と3曲目は彼女の声の中音域~低音域の声の膨らみが欲しいと感じた。
伴奏の音楽性との調和という意味でも必須と感じる。
中長期的な今後の課題として精進していただきたいと感じた。