MMH
発声練習
特に高音換声点から上の5点A辺りにかけての換声の方法を指導した。
特に口の開け方として、下あごの使い方を練習。
また、そのタイミングが大事であること。
パノフカOP81から16番
修飾音符、特にターンの歌い方について練習。
正確さを追い求めなくても良いこと。
正確さよりメロディとしての自然さを大切に。
武満徹の歌から
「小さな空」
中低音の声質がこもる傾向を修正した。
本人は平べったく感じるようであった。
これは声のことが判ればもう少し深い声質は可能だが、現状の声を明るくするため。
ピッチの良い明るい声がなぜ必要か?は、中低音は声量が出せないため声の通りを良くする目的が大きい。
それと、言語によって歌詞の語感が違うこと。
日本語の語感にはちょうど良いし、この曲はPopsであることも理由。
「めぐりあい」
高音の換声点に到達するフレーズがあるのと最低音域の声の処理について練習。
最低音域は、声の響きより歌詞を明快に言おうとする意志だけで十分。
アウフタクトで始まる「め・ぐ・り」は息漏れが出る声でも、テヌート気味に歌えば充分判る。
「つらいゆめもみるでしょう~」の最高音は換声すべき。
「も」の声で下あごを引き下ろすように口を開けておいて、最高音の「み」を開け気味で歌うと良い。
「そしてわずか~」の5点Eもその前から準備しておくべき。
ドビュッシー「ビリティスの3つの唄」から「パンの笛」
フランス語歌詞を音符のリズムで読む練習。
フランス語特有の発音のスタイルを良く学ぶと良い。
Uの母音や二重母音的なwaなど
単語語尾のEのあいまい母音は、歌う場合発音するが、出し過ぎない方がこの曲は綺麗である。
発音だけを練習する場合は、音楽のリズムは外してふつうに読む方が良い。