SKMM
発声練習
4点Aから下降形5度スケールで降り再び上がる、という練習から始めた。
ここで、中低音の地声の生っぽさがなかったことが今回の良かった点の始まりである。
彼女が気を付けるべきなのは、低音域で声を押さないようにピッチを大切にすること。
上行フレーズでも、上の音程を喉を力ませたり息の力で
コンコーネOP9から35番と36番
全体には、音は良く取れていて発声上の処理も上手になってきた。
特に5点Eをきれいにチェンジさせるところが良い。
ただチェンジは固定的なものではなく、フレーズの形に影響されるので、もっと早くチェンジしたほうが良い場合もある。
早ければ5点Dから意識したほうが良い個所もたびたびあった。
音程が取りずらい個所と譜読みについて
移動ドを訓練すると確実に音程を覚えるので勧めたいが、覚えるまで年月がかかる。
特に調性が変わって♯や♭が多くなると、変換する頭も混乱する。
といって固定ドで読んでも、絶対音感が無ければ意味がない。
ふつうにキーボードで音を叩きながら、母音で音を採れば良いと指摘した。
これもメロディを単音でポツポツと叩きながら覚えても良いが、伴奏の和音を弾いて音が取れるのであればなお良いと思う。