最近慣れ親しんで何度も聴いているはずの、このSabiaという曲を聴いてみて、涙ぐんでしまうほどよい曲だと感動しました。
鳥のツグミを歌ったものですが、そこからこういうメロディや音楽が生まれることの奇跡。
ただもう気持ちのよい音楽の快楽の中に、何とも言えない独特の寂しさが漂っている。

それで思いついたのがこの作曲家であるアントニオ・カルロス・ジョビンに影響を与えたであろうと考えたヴィラ・ロボス。
聴いてみようと検索して出てきたのが、このModinhaという曲。

歌い手さんの歌声は、恐らくコンクール入賞レベルの立派なものです。
しかし聴けば聞く程に、このヴィラ・ロボスのメロディもピアノ音楽ももっとナイーヴなものではないか?と思ってしまいました。

確かにヴィラ・ロボスはクラシックの作曲家です。
伴奏もピアノ。
しかしどうも馴染まない。

声楽の歌声は、もう少し何とかならないものか?
というところが、もっかの声楽演奏の課題となっています。
それは教えることにも影響は出るでしょう。