SKMM

発声練習

全体に以前の地声の癖はほぼ消えているようである。
高音換声点まで比較的滑らかに声が連続で来て歌えるようになっている。
低音もピッチは良いが、やはり声の密度があまり良くない。
そのため、口を開けたハミングを練習し、その状態からの母音変換を行った、
このことで、声に密度がつき明るい声質になるため、結果的に良く響く声に感じられる。

コンコーネ OP9より42番

前回に引き続き、難しい譜読み部分をやりなおして、ピアノで確認しながら練習をした。
ピアノで音を叩き、それに合わせて歌う練習と、片手で体を叩いて拍を意識すること。
この練習で、譜読みは確実に終わった。

コンコーネOP9より43番

こちらは2回程通したが、ほぼ間違いなく歌い通せていたようである。
中高音の5点E近辺で声が痩せて聴きづらいので、フレーズの始まりの歌い出しを指導した。
音程跳躍の際に、声質が変わらないように高音に移動する意識である。

イタリア古典歌曲集より Caro laccio

この曲も音程の跳躍の仕方に意識を向けてもらった。
つまりフレーズ内の低音の発声を保って跳躍してもらうというやり方。
ただし低音の発声が地声にならず、うまく決まっていれば、という条件付きである。