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小学校6年生の男の子の体験レッスン。

声変わりしたので、声を見てほしいということ。
フランス語でシャンソンを歌ってきたので、改めて発音を見てほしいとのこと。
声変わりは明快にしており、音域もかなりな低音まで出る。
高音は歌い方を知らないため、4点Dくらいまでが限度であった。

呼吸法を中心に指導。

腹式呼吸の際にお腹がどのように動くか?
あるいはどのように意識して動かすか?
初心者は力み過ぎるので、寝たときに自然にお腹が膨らむことを実体験してもらった。
つまり慣れるまでは息を入れ過ぎないで、自然な範囲でお腹を使う呼吸を行うこと。

呼吸法と歌声との関係

最初は息だけを吐く練習で腹式呼吸を覚えてみる。
そして感覚がつかめてきたら、次に息を吐く方向を意識すること。
息は口から前にではなく、脳天に向けて吐くこと。

等々行ってから実際の発声練習を行った。
慣れないと声の出し始めで喉を詰めるので、HをつけてA母音で行った。
良く響く声が出るようになった。

身体を意識的に使うことを通して発声を覚えることで、歌に限らず今後の様々な人生体験に役立つはずである。