SKMM

発声練習

下降形5度から4点Aから始めた。
ピッチと声量のバランスの良い声で5点Eまでを練習。
上行形も、無理な胸声のなりピッチの良い中低音~中高音の響きであった。
全体にバランスの良い声で、高音の換声点までを練習できた。

コンコーネOP9から30番

復習となった。読み自体は復習なので、特に大きな問題はなかった。
歌声は細く音程感の良い声で高音まで丁寧に処理できていた。

イタリア古典歌曲集から「樹木の陰で」

最初は中声用で練習した。
良く歌えていたが、現状の彼女の歌声にはやや低いか?と思われた。
恐らく、もっと声量をと言えば出せると思うが、悪い地声になる可能性が大きいだろうと思った。
また低音~中音域はもっと良い声に(この作品に向いた声という意味)に練習努力すれば出来る可能性はあるのだが、
これが相当難易度が高いので、現状の彼女の歌活動に支障のない歌声、という意味でも声域を上に移動すると良いのでは?という考えである。

実際に高声用をやってみると、恐らく本人は驚くくらい高い声を出している感があるのだろう。
しかし聞いてみると、少女が歌っているような雰囲気が出て、かえって良いのではないか?と思った。
イタリア古典歌曲は、これまでも色々とやっているので、今後は声域を高声用にして、練習してみる価値は充分にありそうである。