タバコをやめたのは12年前の2007年、ちょうど母を亡くした年の秋のことでした。
あることがきっかけで、一気に止めました。
怒りの感情というのは凄いもので、ちょうど心臓の不整脈が気になっていたこともあり一気に止めることが出来ました。
多少苦労がありましたが、あっという間に1か月が過ぎてタバコのない所在無さをガムで紛わした1年が過ぎ、完全に止めることが出来たのだと確信出来たのでした。
その後1年に一回くらいは確実にタバコを吸っている夢を見ます。
この夢に限って妙にリアルで本当に禁を破って吸ってしまった・・という後悔の念が胸いっぱい広がり、しばらくしてやがて夢だったことに気づいてホッとするわけです(笑)
ところで、このジョビンの動画を見ていると、彼が葉巻を手指にはさんだり口にくわえている写真見たときに限り、吸いたいなどと夢にも思わない(夢にはあるか!)
タバコを吸いたい思いに駆られるのです。
きっとジョビンのメロディが、そういう感情を呼び起こさせるのでしょう。
それにしてもジョビンが死んで25年。
そう武満徹も1996年に亡くなっています。
その時は、それほどショックではなかったのに、今になって「なんで死んでしまったんだ!」という思いが強く沸き起こります。
それと日本のアーチストで強く思うのは、寺山修司です。
自分は63歳ですが、時代は終わったなという感を強くするのです。
呼応するように、高校時代バイクを通じて仲良かった友達そして音大時代の同級生の訃報を相次いで聞くことになりました。
まだ若いのに、とは言えますが、命のはかなさというのは普遍的なことでしょう。
人の命に若いも早いもないのだ、と強く思います。