楽譜通りにやること、音楽演奏の正しさ、In tempoとは？などについて、私がパリに留学したころから愛する作品であるプーランクの「モンパルナス」を弾き歌いをしながら考えたことを話してみました。
この作品のテーマはいろいろ言われていますが、私は実を結ばなかった芸術家の悲哀みたいなものを心優しくノスタルジックに賛美することだと思います。
特にIl fait un peu lourdから後半部分は、自分を歌っているような気がどうしてもしてしまい、何回歌っても心の中で泣けてくるものがあります。
ただ違うのはEt vos cheveux sont perduですが(笑)自分で言うのも何ですが、bon petit poete un peu bete et trop blondなんですね。