ことしは12月10日土曜日のマチネで自分が歌うコンサートを行う予定。
会場は代々木上原のムジカーザ。
プログラムはドビュッシーの歌曲とピアノ曲だけで構成。
チケット代は徴収の予定である。
今月中にチラシを作成しホームページに掲載するので、ぜひ来ていただきたいと願っている。
さて、昨年は7月と12月の2回、自分が歌うコンサートをチケット代無料、募金形式で行った。
実はチケット代を徴収して演奏するスタイルに、長いあいだ違和感を感じていた。
理由は、自主企画の演奏会は、声楽家としての自分の修練の結果発表としているからである。
つまりエンターテインメント性はないに等しい。
このスタイルにしっくりくる例として、絵画の新作展覧会はどうだろう?
画家が描いた絵画をサロンに飾った場合、その場に来るのは招かれた客か宣伝を見てくる客であり入場料は無料が一般的であろう。
客は絵を見て気に入った絵を購入する人もいるが一通り見て帰る客も多い。
自分のコンサートでいえば、気に入った人が聴いたことに対して対価に相応しい寄付を払っていただく。
自分の歌が無料で無価値だからではなく、値段をつけて支払う意思はお客様の判断にしてもらう、というスタイルでコンサートを開いてみたかったのである。
12月10日のドビュッシーのプログラムについては、その選定理由やコンサート実施の理由などについて、近日中にブログに書く予定である。