ネットでも発声法について指導する方が多いと思うが、声の出し始めの状態をどうするか?
その重要性に触れている詳細な文章に行き当たったことがありません。
これは歌うための喉をコントロールするための、最初の手順です。
方法
ブレスをするときに口奥にあくびの時の状態を作ることです。
ただし実際にあくびを再現してはいけません。
ブレスの際に横隔膜を良く収縮させることと、声帯の上方にほんの少しだけ息を保つような感覚です。
そのことによって、声帯は自動的に歌声を出す状態になります。
もちろん、この状態を会得するのは年季が要ります。
要りますが、このことをなおざりにすると良い声になりません。
初学者が注意すべき事は・・
1、息をたくさん吸わないで軽く吸う感覚を大切に
2、口を閉じて鼻だけで吸わずに、口を半開きくらいにして吸う方が喉上の状態がつくりやすい。
実はこの歌い始めの準備を会得していなくても、かなりそれっぽく歌えるところが、声楽のやっかいなところです。
特に肺活量が充分にある人は、そういう苦労がないようです。
ただ、この方法を会得できるかできないか?の一番の違いは声質に表れます。
粗い声質になるか、クラシカルな雰囲気の声になるか?の違いです。
声楽発声で最も重要なことは、ノーブルな声質になることです。
音域はその次で良いのです。