ぼくはフォーレというとモラーヌは師匠だけど、仕事抜きだと(笑)やはりこの人の歌に戻りますね・・・素晴らしいです。
特にこの曲は最近まで良く判らなかったのだけど、教えているうちに判るようになってきました。
表面的に楽しげな雰囲気とは裏腹に、これを歌う(詩を歌っている本人)人の人生の哀しさが満ちてくるのですが、でも哀しくても人生は素晴らしいのだ!ということに
涙しないでいられないではないですか・・・・人生の中のほんの一時期の一瞬の喜びを、この短い歌は表現しているのです。
ところで、声楽教師として耳をそばだててしまうのが、Eの発音、そしてその響きです。
S’aimeのEとか、Que Dieu semeのEとか・・・Eを歌う良い響きとはこういうことだと思います。
テンポが絶妙ですね。ぼくはもうほんの少しだけ言葉を云う分、まったりしても好きだな。
お願いだからぱんぱかぱんぱか体操のように歌わないでほしいと思います(笑)