音楽に限らず、芸術作品は、その本質的な良し悪しと好き嫌いが混同されて論議され勝ちです。
先生方の上手い文章を読むと、単なる好き嫌いが本質的な良し悪しに感じられてしまうから不思議です。
結局は作品と邂逅する機会を多く持つこと、そして作品を自分で考えて理解するしかありません。
本当に素晴らしい作品ほど、一見素晴らしくなかったり、あるいは理解不能だったりするものです。
そこで投げ出さないこと。捨てないこと。
ある日、目から鱗が落ちるように、あるいはお告げを聞くように、作品を本質的に理解出来る日がやってくるものです。
フォーレの歌曲作品は、私がこの世界に入って4年くらいして、フランス歌曲を勉強するようになってから、いつもついて廻って来ました。
そりゃそうでしょう!フランス歌曲といえばフォーレ、というくらいですからね。
当初、歌っていて綺麗だなと思う曲もありましたが、録音を聞く限り自分の下手さ加減丸出しになる作品ばかりで、どうも相性は良くありませんでした。
その点、アーンやプーランクの方が歌っていて面白く歌い易かったし、録音を聴いても粗が目立たないように感じられて相性が良かったように思います。
7月20日にムジカーザというホールで、このフォーレの歌曲ばかり15~6曲ほど歌います。
歌った後は、アトリエムジカCの10周年記念パーティをいたします。
このブログをリピートしてくださる皆さんにも、ぜひ来て頂きたいと思います。
チラシのPDFここに貼り付けておきますので、ダウンロードして見てください。
上の写真をクリックするとPDFが開きます。
よろしくお願いします。