NS

10月のコンサートのプログラムのうち、今回はオペラアリアに焦点を当てました。

カルメンのアリア、ハバネラですが、声のことにはおよばず、ピアノ伴奏とのアンサンブルが中心でした、
テンポ設定とハバネラのリズムがとても重要です。
ピアノ音楽にはピアノ音楽の表現があります。
左手の特徴的なハバネラのリズムと音質には、充分こだわってください。

現状で声の不満は一切ありません。
声そのものではなく、言葉と歌声との関係が大切なので、声そのものの発声云々ということはないのです。
強いて言えば、特に中音~低音にかけての音域は、ちょっとした喉の締めに気づかないで、声を前に出しているつもりが、
少し締めた中低音の声になることでしょう。

これは、慣れないと非常に微妙な感覚ですが、判るようになると良く判るものです。
喉を柔らかく使うためには、口の開け方に工夫が要るでしょう。
やはり、いつもいうように、口奥を開けるように発音することと、声を前に当て過ぎないことです。

セイギディッリャも、ピアノのリズム感の徹底になりました。
ピアノ伴奏が決まれば、ほとんど問題ありません。